cimon shoe nuts

作詞おきば

2021-01-01から1年間の記事一覧

アマルガム

「くだらない世界なんだ」 幼く遠い目で君は言い放った 「だからってどうするのさ」 呆れ混じりに溜息と行進した どうやら何かのせいにしたいみたい 何かを愛したりはしたくないみたい 未だ 夕陽が刺した無常に きっと全てが忘れられてしまった だからってど…

secret

寄せては返す 日々の真ん中で 嘘ばかり気づくようになってしまいました どうも正しく 呼吸が出来なくて だからって 間違おうとして 心の新陳代謝 傷ついたとて 剥がされたくはないの 薄っぺらい わたしを守るの その嘘は どうあがいたって人間なんです あり…

14歳

クラスメイトの きっと なんでもない 遊んでる野球で 振り抜いた ホームランを手伝ったバットは もうどこにもないらしい ブラウン管はいつの間にか 暮らしの邪魔になってしまって 毎年 縮こまっていって そんなものばかりだなんて どこか 寂しく 感じた 変わ…

折り紙

しばし 喫煙所 歳の割にどこか遠い目 なんか俺よりも 大した経験 してそう まあそんなもんかって 煙を飲み込む 誰でも良いって思うのは 誰とも比べられたくないから 自分が一番 他人と違っていてほしくて そうやって 他人を気にしているから 小さい頃まわり…

ガールフレンド

何もそこまで 生き急がなくても まあ 分からないし 興味なんて必要が無いから そう見えてしまっているだけかもしれない 約束なんてしたくないから 目を背けてしまっているだけかもしれない 絞り出すように 楽になりたい だなんて きっと 君の地獄には いつに…

終点

うまくいくことなんて無い 分かっていたようで 打ちのめされるそのときに 無様に もがいている手のひらに 器用に どこにもないものを捧げてほしい あったっていいものが どこにもさ 無いんだから それくらい 許されるよね それは例えば名前も知らない 誰かが…

めまい

恋をしていたら 大体 何も見えないようでいて 勘違いをしてしまった景色も いつか ささやかな 支えになるから 独りを想像したことはある? 誰かを識っているから 独りからどこか なぜだか 寂しさを知ってしまったな 恋をしているから 大体 何もいらないよう…

モノ

君が安心してふと ほころぶ表情を露わにする 丁寧に 慎重に 積み重ねた記憶が きっとそうさせている 僕は信じることをやめて ほころびをどうにか隠して 丁寧にはほど遠く だけどそれでも 生きようと なんとか思っている とても誠実なひとだ 君は そして 僕は…

言い訳

今まで結構 上手だったんだね 気持ちとか 自分の隠し方 考えることは嫌いじゃないって たまに 肌のすぐ裏側にでも 血がしがみついてきているなんて感じるほど 自分に張り付いているものを 想像してしまったりすることだって たまになら 嫌いじゃなかったよね…

experience

いつの間にか季節の変わり目に もう、こんな時期になるのかなんて 少し鈍感になったみたいだ 何故か昨日よりも色褪せたみたいだ 空の機嫌はすこし悪かった 稲光が暖かな空気に走る 一瞬で意識を戻された 数時間の土砂降りが注いだ これまでなんて 実は何の意…

透明

勝手に勘繰らないで そんなに隠したいことや ひっくり返すまで見えないものなんて 本当は無い ないでしょう 重なったりして 君に 僕を透明にしてほしい 想いが突き抜けてしまうくらいに だけど満たされてしまうくらいに 僕を透明にしてほしい 勝手に勘繰らな…

かしげて

まばらに人は育って それぞれ 大切な一つだなんて 想像できないんだろうな 必要なものがない どこにもないまま 生まれてしまったら、なんて だからそんな残酷なことが言えるんだ 足りないなら足りないまま 助けを求めたっていい いらない強さを 持ってみたっ…

2221

考えたことなかったけど 2001年 思い返して 梅雨はそういえば なんだか 永遠だった 今にしてみれば 別に幼い 中学生のお姉さんたちと 無垢な時間が なんだか あったっけ 20年経ってるなんてさ 実は嘘だったりするんじゃないの たぶん あの頃の身体や 心は も…

Ring Ring Ring

焦がれるように 花びらは宙に 風に急かされて くるくる舞う 体温はちょっと迷子 外は まだ少し冷たいから 何でもそう 始まりって 美しく思い返してしまうよ ステップを踏んでいつか 手を伸ばしたくなった季節に 手招きをされたみたいだ 疑うことなんてなくて…

応えのない

「明日は退職届を出すんだ」 晴れやかな顔をしてた あまり 世間に認められたりしたくないって だけど 大層に決まりを破ることも出来ない どうしてだろうな 似ていると思ってしまった どこまで腐っていても ある意味 自分を全うしているだけだ 他人には触れた…

迷子

どうしても 疑うようになった まるで心を見透かすような この世に 同じ言葉を なにひとつ疑えないくらいに 同じ心で 唱えられることなんて 変な歴史を生きている気がするよ だって誰も主人公なんかじゃない 見習え 学べ 同じ轍を踏むな そんなことを信じてい…

control

レディオヘッドがすぐに連れて行くみたいに 僕も しけた日常を綺麗に案内してみたい 冷たい揺り籠に銀河は詰まって 弾けることもなく 殺された顔をしてるなんて君は言った 決められた覚悟に価値はあるのか 泥の中 花畑を振り解いて 手を伸ばさないで 必要も…

OLDSCHOOL

気がつけば あまりにも あまりにも泣きたくなってしまったから 手を伸ばそうとした こともあった 触れてしまって 粉々にしてしまった ことだって たぶん 正解なんてなくて 心も都合のいいことだらけで 信じられなくなってしまった 人として価値を失ってしま…

drowse

そんなにいけないことかい 毒も腐ったなら それなら 価値を信じられたりして 正直にいるだけだよ ただ あたしに全てを捧げて? 何言ってんだろ 信じたり裏切ったり 関係のない世界にしてみたい ほんの少し 手を伸ばして 柔らかに包んで そのまま 一つになれ…

Out of garden

特別なんだ きみは そんな嘘がいつまでも響いた 信じたくなんか ないけど 溺れていたい その声に 指令が走って 勝手に 動き出してなんて いつか取って代わられてしまう 歳をとるたびに 感性は死んで、なんて嘘なんだ 鈍くなったその感覚は 本当に必要な感情…

First

年のはじめに おみくじを 何が出たって 関係はないけど だって誰が決めるでもなく 自分自身が誰よりも この明日を決めていたから 知っているよ きっと その出会いも 重なる気持ちだって偶然だと でも綺麗だって 俺が思うよりも 誰よりも上手に 言葉にされた…