cimon shoe nuts

作詞おきば

14歳

クラスメイトの きっと なんでもない

遊んでる野球で 振り抜いた

ホームランを手伝ったバットは

もうどこにもないらしい

 

ブラウン管はいつの間にか

暮らしの邪魔になってしまって

毎年 縮こまっていって

そんなものばかりだなんて

どこか 寂しく 感じた

 

変わらないものはあるから 

近ごろはどうとか言うけど

人間そんなに変わんないから

見えてなかっただけだよ

変わらないものはあるから

近ごろがどうであったって

僕は そんなに変わんないから

かっこよくなったなんて 言われてもな

 

クラスメイトの きっと なんでもない

遊べない理由で 息が詰まった

救うにはどうすればなんて

もう偉そうにするなよって

 

真空管はいつまででも

暮らしに必要すらないのに

毎年 ただ揺らしてほしくて

そんなことばかりだなんて

どこか 強く いられた

 

変わらないものはあるから 

近ごろはどうとか言うけど

人間そんなに変わんないから

見えてなかっただけだよ

変わらないものはあるから

近ごろがどうであったって

僕は そんなに変わんないから

 

記憶と 誠実さと 優しさと

手のひらから 零れ落ちていく

時代のあとと いつか 愛した指先

 

変わらないものはあるから 

近ごろはどうとか言うけど

人間そんなに変わんないから

見えてなかっただけだよ

変わらないものはあるから

近ごろがどうであったって

僕は そんなに変わんないから

かっこよくなったなんて 言われても

なあ