cimon shoe nuts

作詞おきば

2020-01-01から1年間の記事一覧

存在したくなかった

まる一日起きていて 朝日はいつもと変わらず憂鬱だ 何者かのせいじゃない どうしてこんなふうに生まれてしまった? きっと 普通になれるんだ なんて 無理をしていたんだ どうしても都合は良くない 俺にだって 世界にとって 俺の存在なんて でもさ 少しだけ思…

海月

海豚が飛沫をあげた とても頭がいいらしくて よっぽど 動物みたいに生きている 自分が少し情けなくなった 言葉を操って 本心はどこにもない 慣れきってしまった 海月みたいにしていたい ふわふわと 嫌 そのつもりだけど 流されながら漂いながら それでも 海…

贈り物

誰がためになんてさ おこがましいけど どこか ほんのり わずか ささやか 与えてみたいなんて 思っちゃって それでも 何も 出来やしないから もどかしい自分を許すために あんな声を聞けたなら なんて 心の溝に 染み込ませられたなら なんて 願いは贈り物みた…

ごめん

なんだかね とてもさむいから あたたかな 誰かによりかかりもしたい 君は幸せになれるよ 誰もが未来を隠したがるし 俺だってこれっぽっちも 未来を信じていないから 自分を救えるのは どうあがいたって自分だけなんて そんなことを 信じられたらいいのに 思…

circle

どこまでも素直で それが綺麗で こういうものだなんて 例えられないくらいの姿を どうにかしてたい いい歳になったね 自然に笑えてさ この星の空気はどこか 俺たち以上の スピードで 老いていってるんだ 嫌いなものを絶やしたかった 愛せるものだけで生きて…

破れた鏡

真っ白に染まるよ まだらな足跡を埋めて 手をついた ことも認めて 未来の話なんてやめて 今を子供みたく 信じたい 抗いたかったんだね きっと 知ろうとすることは 自分に 足りないものがあるから なんて 誰が決めることでもないのに ぐしゃぐしゃな心の中 稚…

レイトショー

日々はちょっと冷たいな 君の声さえも聞きたくない そんな一瞬にうんざりする だからってわけじゃないけど 明日がどうせ辛いのなら レイトショーでも観に行こうよ どれにしようかな でもやってさ いいんだ 眠くなったなら 瞳は閉じて 耳だけ澄まして 興味も…

青い看板

作らなくちゃいけない 僕たちは何かを作りながら 取り繕いながら そして ぶち壊してしまえる手段を 探しながら 愛することにいつから 理由が必要になったんだっけ もちろん 全てをなんて 必要はない 目の前の 届いているかも分からないような か細い声に あ…

路上にて、

なんでもない時間を過ごした 価値はそんなに無かった それくらいがちょうどいいんだ 期待も落胆も無いから やけに早く 進んだビール きっと この瞬間のために 雑踏のなか ただ 澄んでいた 地べた 君は はにかんで どうしようもなく 綺麗な 瞬間だったんだ 永…

無題

言葉も浮かばないよ 限界がどうとか そんな話でもなくて 飽きちゃったんだ 大体に 自分でいたい そんなことを 思いつづけて 新しくなる そんなことに 手が 伸びなくなってしまった アルコールとか 全てを許してくれる 誰かに 舞い上がって なんか 悪くないじ…

下らない冬

嫌な気持ちになるたびに でもさ なんて 賢い自分が顔を出して それなら ばかにされるようなままで 何も知らないふりをして 踊らされながら 生きていくほうがなんて ふと 静か 身動きも 許されないような 肌を刺す いつか別れが来る 知っている ああ 目の前に…

bird dance

"ばれないようにしてね" 意地悪な目つきで 誘って そんなつもりなんて ないのに決めつけられてるみたい 来週 あの子は結婚 つまらなさそうに呟いて いつまでもこのままかな そんなつもりなんて ないのに 君は讃えたりなんてしない その代わりなんて思うんだ …

dispair this prayer

忘れないと決めた 俺が いつか この世界のどこにも いられなくなって しまって 当たり前のように忘れ去られて その時 どうすれば残せるんだろう 首輪を外すよ 気づいてしまった ちっぽけだったんだ 俺は そしてあなたも あるいは この世界も全部 ちっぽけな…

女々しかった

どうにか生きてるよ 今も あんまり 大したことじゃないと思う いつか君が 小学生みたいに 彫刻刀でも使って 俺の皮膚に 中学生みたいに "marry me" とか 刻みつけて 血だらけのまま 将来の話でもする 今はね そのくらい 辻褄の合わないコミュニケーションを …

ought

酔いも甘いもなんて 綺麗な言葉 そうだよ どう頑張ったって 糞みたいなことだらけでさ 知りたくもない気持ちを 誰もが持っているから 言葉くらい 綺麗にしなくちゃいけないわけ 知るかよ 本当は頭がいかれて 嘔吐は無限に続いて どれだけ吐瀉に 虹を 映すか …

Three in the black

嫌だなと思いながら 下手くそになった 趣味に耽る 何でも思い通りだった 瞬間がいつまでも足を引っ張る ああまた ワンビット ほらまた 指が引っかかった あれ 今のは悪くない その一瞬だけで 生きていたい つまんないことばっかなんて つまんなくなった俺が…

昼下り

寝息が静かなリズムになる 月曜日 祝日だけどね 何もしなくても いいんだって 夕暮れってこんな 早かったっけ 規則正しく出来ていても どこかで 綻ぶものだって 何もしなくても いいんだって 気づいたなら時間に意味なんて 砂時計をひっくり返して こぼれ落…

melody maker

いつも思うようになっちまったよ くたばりきるまでは 朝はもう来ているって 景色が教えてくれても 夜の続きに 魅入られない人なんている? 意識を失うときに一日が終わるのなら 明日をいつまでも嫌っているのなら そんな強がりが 自分を確かにさせたりする …

1993

本当はすぐそばで 近くで 触れ合うものがきっとよく分かっているのに ふとどこか 遠い場所で 想っている声に安らいだりして 君が教えてくれた物語の 続きはもう知りたくもない からくりはどこにも無い そんな言葉だけしか紡げない そのままでいい だとか あ…

abuse

優しさを形にしたなら その丸いほっぺ みたいになるんだ 受け止めてきたんだってね そいつは今 名前も知らない女に 良いようにされてるよ 半ばわかってもいるはず 間違っていたいんだよ きっと 聖者が世界を作ることなんて出来ない そういうふうに出来てるか…

或る未来

深夜2時です おはようございます なにやら 便利になったらしいが 俺の普通を勝手に よくいる誰かのワンシーンにするなよ おはようございます じゃねえだろ コーヒーを飲みましょう 音量はおさえて いつものストレッチを めんどくさいんだけど それは仕方ない…

sculpture

きっとその ナイフのような言葉が 必要だったんだって いつか思うわけです 何も変われやしてないよ してないんだけどさ 一日が意味を失くした 必要がなくなった 頭が良くなったのかもしれない ある意味 どこか遠くの国 知らない言葉 でたらめに並べて 愛して…

素敵な朝

憂鬱で包んで たくさん 痛みを閉じ込めて そんな夜って知ってる? 誰にでもあるなんて そんなことは聞いてない 君にもあるかい それだけ ただそれだけ 教えてほしいんだ 素敵な朝が その向こうにあるんだって 一人は嫌だな こんな気持ちになりたくて 生まれ…

walked with

いつか 魔法をかけた 誰にも内緒で 俺だけの魔法を 知ってたんだ すぐに溶けてしまう 春を待てない雪を どこか 近く感じてしまった 上手くいかないや なんも 人より 器用なつもり だった 変なところ 不器用だったな 手を繋いで きらきら 足音 何でもないこの…

rope

答えを出そうとしたり 意味を見つけようとしても ただ 触れていたいとか くすぐるような声を聞いていたいとか 愛しい瞬間に 余計なものはいらないから きっと間違えていたんだろうけど だから何だっていうんだろう 真っ直ぐにいること 不安も 恐怖も あなた…

tone

君は少し歌うのが下手くそで 外れたメロディは きょろきょろしてる 誰かみたいだ でも 関係はないんだ 照れくさそうに笑って 音符は跳ねていって 君は少し思い入れてしまって 外れた予想と きょろきょろしてる 誰が見たいの でも 関係はないんだ 照れもせず…

足枷

どうせ このくらいしか分からないだろ 仕方ない べつに 君のせいじゃない ことばにルールがあるように いつのまにか覚えてしまっているように ほしくならなくちゃ 永遠にわかんないんだ 誰かわかんないけど 隠そうとしている 知らない 理由も都合も 何にも知…

境目

桜の木は少し疲れたみたい 新しさにのぼせて 世界は腐りきっても仕方なく 巡り続ける演技をしたがる きっとどこで生まれたって 興味を持たなくては 進めない やり直し方 ひたすら探してる 操り人形にでも なってた 夢は見なくちゃ駄目かもな だけど "若者よ…

halogen

あの夜を今でも思い出すよ ふと まっさらな 壁に 記憶が重なって あの夜を今でも思い出すよ ずっと 時間が止まればいいなんて 記憶の中でもそんなことを思う きっと 誰かが君を 幸せに その分痛みも 十分に 与えてしまうんだろうな 無駄なことばかり頭をよぎ…

三角

なんで誰も自分をもってないんだろう 夜 意識と無意識 量子力学 ふと口をつく来世 知らない女 誰も頭の中なんて くじの中身に一喜一憂して 大逆転がいつか来るなんて きっとテレビにでも呼ばれちまうね たまんないね 死ぬ時だね そんな夢押し付けられる 道端…