祈りを捧げたとき ようやく
何も無い手のひらの形がわかりました
少しだけずるく 生きてきましたから
いつか 誰かとこの
何も無さを 分かちあえるんだと
ゆっくり信ずる自分には
なんて可愛げがあるんだと
腑に落として空を見上げました
そんなの理解されないよ 誰にも
目を合わせられもしないその姿こそ
理解をさせられたと 安心を覚えます
張るほどの見栄もなければ
善い噂話の主人公になど
粒一つとてなれやしないのですから
祈りを捧げたとき ようやく
何も無い手のひらの形がわかりました
分かっていたつもりで 生きてきてはいたんですけど
いつか 誰かとこの
何も無さを分かちあえるんだと
信じてみるのも悪くはないなと
祈りを捧げたとき ようやく
何も無い手のひらの形がわかりました
少しだけずるく 生きてきましたから
いつか 誰かとこの
何も無さを分かちあえたら
ゆっくり信ずるあなたを見て
なんて可愛げがあるんだと
腑に落として 生きていこうと思いました