狭苦しい
息が止まる
明日が真っ暗に見えてくる
真実がどうとか喚いてる
その目つきを切り取って
ライター 今すぐ持っていくから
そして 放っておく
いつかは 灰になって
色も失くして
そもそも 最期は皆そうなるのに
平らに横たわりたいよね でも
頷くわけないよな 知ってるよ
世界中を見渡せるなら
それで 弁も立って器用なら
俺は王様にでもなって
優しい世界を作ってやるんだ
世界中を見渡したとき
これで 誰にだって痛みのない
そんな 世界にしてしまって
生まれてきて良かったなんて
思ってみたいし
思ってもらいたいんだ
それでも 放り捨てられて
いつか 忘れ去られて
色をようやく
思い出して しまって
世界中を見渡せるなら
それで 憎しみの理由から
何もかもを見通せるなら
優しいあなたを見つけてやるんだ
世界中を見渡したとき
これが 誰にだって痛みのある
そんな世界なんだなって
生まれてきて良かったなんて
思えるわけがないけど
生き続けていたいよ
夢すら捨てられてしまっても
生き続けていたいよ