cimon shoe nuts

作詞おきば

金木犀

投げ捨てたい

不意にそんなときがある

待ち続け

そうして 足は 動こうともしなくて

流れてく

時はいつだって

この身を透かして

季節を乱暴に見せつけて

 

比べられたくない

そんなこと信じていても

輝く誰かの足跡

歩幅はまばらで でも 広がって

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

なんでもない景色がただそこにあって

 

投げ捨てた

不意にいらなくなったんだ

待ち続けて

そうして いつの間にか 老いて

流れてく

時はいつだって

この身を透かして

季節を乱暴に見せつけて

 

比べられたくない

気付きたくなかったんだ

輝く誰かみたいに

歩幅を広げたい でも 出来なくて

 

投げ捨てた

不意にいらなくなったんだ

投げ捨てたい

歩幅なんて もう どうでもいい

 

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

何でもない景色が広がってても

振り向いたとき

何かがあるんだって 信じるのは

ただ 自分だけ なんだよ

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

何でもない景色がただそこにあって

それでも

歩こうとしなくちゃいけない

そんなことを

責任なんて思わなくて いいんだよ

 

それでいい

それでいい

 

何かがあるんだって 信じるのは 進むのは

ただ 自分だけ なんだよ

Gracias

狭苦しい

息が止まる

明日が真っ暗に見えてくる

 

真実がどうとか喚いてる

その目つきを切り取って

ライター 今すぐ持っていくから

 

そして 放っておく

いつかは 灰になって

色も失くして

そもそも 最期は皆そうなるのに

 

平らに横たわりたいよね でも

頷くわけないよな 知ってるよ

 

世界中を見渡せるなら

それで 弁も立って器用なら

俺は王様にでもなって

優しい世界を作ってやるんだ

世界中を見渡したとき

これで 誰にだって痛みのない

そんな 世界にしてしまって

生まれてきて良かったなんて

思ってみたいし

思ってもらいたいんだ

 

それでも 放り捨てられて

いつか 忘れ去られて

色をようやく

思い出して しまって

 

 

世界中を見渡せるなら

それで 憎しみの理由から

何もかもを見通せるなら

優しいあなたを見つけてやるんだ

世界中を見渡したとき

これが 誰にだって痛みのある

そんな世界なんだなって

生まれてきて良かったなんて

思えるわけがないけど

生き続けていたいよ

夢すら捨てられてしまっても

生き続けていたいよ

Deep me

"君"から始まるような

盲目でいてもいいんだとか

そんな ものばかりに囚われて

独りで 今を生きている

 

僕から言えることは

何もないけど どうしても

残さなくちゃなあとか 何故だか

瞳は前を向いている

 

過去にしか無い激情が

未だに心の裾を引く

いつか崩れ落ちた時に

たった一人だけでも いいから

誰かに僕もただ そうなりたい

 

 

どこまでも埋もれてみる

仄暗い 海の底まで

生命が 其処には横たわって

いつかただひとつになって

 

哀しみも 快楽も 切なさも

ごちゃまぜになってなお輝く

選び取られるようなこともない

そんな ものになりたい

 

そんな ものでありたい

フラッシュバック

懐かしい声だなんて
純粋に思った
青春 流してきたものを辿った

芯がある そんなことを
何様だろう それでも
青春 季節は 嘘をつかない


まるで恋のように
あるいは夢が形を成しているように


時が愛おしくなる
止まってしまえ なんて思ったこと
忘れてしまっていいんだ なんて
人間らしいよな

 

夢を追いかけてる
止まりはするな 無責任に伝えよう
忘れはしないから もうずっと
君だとしか言えないその 背中を


青春の意味を知る頃には
遠く 遠く 想いは突き動かされて
掴もうとしたとき
フラッシュバック
その道のりもまた夢で


懐かしい声だなんて
純粋さがあるのなら
青春 流れ出す いくつになったって

 


時が愛おしくなる
止まってしまう から 尚更に
忘れられるものなんてないと
ただ教えてくれるから

 

時が愛おしくなる
止まってしまえ なんて思ったこと
忘れてしまっていいんだ そんな
声に救われてる

 

夢を追いかけてる
止まりはするな 無責任でも伝える
忘れはしないから もうずっと
君だとしか言えない その声を

 

その背中を

複雑な関係

眠たそうにしている

君の声を聴きながら

とめどない足跡

その終わりを静かに想像していた

 

まだ陽は昇らない

大好きな景色は見えない

とめどない足跡

その終わりに騒々しい様子は似合わない

 

音に埋もれて

なだれ落ちていくことがあるだろう

誰かが不意につぶやいた

「ほんとは好きでもないんだね」

返事をする由は なかった

 

ありのままに生きて

多少の好き嫌いがあって

興味が大してないって 気づいて

どうしようもなく 嫌になる

 

ありのままに生きて

朝が来ないような気がして

いつまでもそんな海に 溺れて

呼吸の 必要も

なくなって

 

眠たそうにしている

君の声が明るくなる

求められているような

勘違いをしたって いいんだよな

 

ありのままに生きて

多少の好き嫌いがあって

興味があるとも 言うんだって

誰かが教えてくれて

 

太陽が生まれる時を

ただ静かに見つめたい

こんな気持ちになるんだろう

置いていかれないようにしなくちゃ

 

 

ありのままに生きて

多少の好き嫌いがあって

興味が大してないってなんだって

どうしようもなく 笑えてくる

 

ありのままに生きて

朝がいつまでも来なくとも

夜に溶けながら思うんだ

きっと どこまでも綺麗な朝が来るって

好きにも嫌いにもなれるよ

ありのままで良かったんだ

もう届かないのなら

ハロー ハロー

何回目だっけ どうでもいいか

多分何年後かの僕は

そんなことを考えている

 

誰に宛てるでもなく

なにかを伝えたいわけでもなく

 

ハロー ハロー

いまは何位だっけ そんなことが

多分気にしていないようで

首の裏でずっと引っかかっているから

 

比べるって残酷なんだよな

他人を好きでいられるのは

いまどれくらいの距離で、とか

そういうの全部すっ飛んでるからって

思わない? もし思わないなら

君が一番愛している人の 心の

君はどこにいるんだっけ

 

意地悪でごめんね

皆こんなんじゃ なくなればいい

僕もそう思うよ 本当に

 

ハロー ハロー

そんな声でさえも

君には向いていなかったのなら

かき消されてしまえばいいのに、全て

 

 

比べるって残酷なんだよな

他人を好きでいられるのは

いまどれくらいの距離で、とか

まつわるあらゆるものが

愛おしいから

 

比べるって残酷なんだよ

誰とも並んでいたくない

僕は僕で 君は君で

勝手に歩いていけばいいのにな

Iridescent

無駄に生きてきてさ

知らなくてもいいことばっか

たらふく 味わってきたよな

メンヘラとか ずいぶん安くなったな

君はどんな味するかって 形容するのに

ケーキにのったイチゴくらいの

その程度の言葉で

 

わたし何色に見える

君がつまんなさそうに

俺を喩えたあとに聞き返してきたことを

なんかよく 覚えてるよ

何色なんて浮かびもしなかったことも

覚えてるよ

 

無駄に生きてきてさ

知りたくてたまらないことが

くだらない ことだったなんてさ

通り過ぎて 振り返ってみたって

君の後ろ姿なんて 形容できないよ

似たような人を並べられたら

その程度の 興味で

 

それが一番 知りたくなかった

なんとなくだけど

人を求めなくちゃいけないなんて

勝手に思ってたんだよ

何が欲しいのかとか もちろん

知らなくちゃなんて

 

 

わたし何色に見える

君がつまんなさそうに

俺と結んだあとに聞き返してきたことを

なんかよく 覚えてるよ

何色なんて喩えられなかったことも

覚えてるよ

 

わたし何色に見える

君がつまんなさそうに

俺を喩えたあとに聞き返してきたことを

なんかよく 覚えてるよ

何色でも似合うなんて つまんないことを

言ったっけ 覚えてるよ