君の悪夢に潜り込みたいのは
一筋でも光が差すようにだとか
降り注ぐ闇から守るためにだとか
そんな理由じゃないんだ
ただ君と同じように怯えて
君と同じものに縋って
結末が夢のくせにやって来るのなら
君と一緒に迎えたいだけだ
君の悪夢に潜り込みたいのは
きっと求められているからだとか
降り注いでやれればいいだとか
そんな理由じゃないんだ
きっといつまで どこまで過ごしても
独りよがりなままだから お互い
晴れやかな瞬間を共に過ごして
どこか嘘を感じてしまうよりも
薄暗く湿った心模様の中心で
独り立ち尽くし 君を感じていられたら
どうしようもなく 真実だって思えるから
ただ君と同じように怯えて
君と同じものに縋って
結末が夢のくせにやって来るのなら
君と一緒に迎えたいだけだ