cimon shoe nuts

作詞おきば

休憩

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

君は鼻で笑う

どう足掻いたってなれないって

 

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

君は指を突き立て

それって あそこに行くってことだよって

 

嫌だよって きっと

幼いままなら言えたんだろうな

歳をとって しまった

それで僕はこう答えた

割とすぐにでも行けちまうよって

 

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

君は鼻で笑って

まだそんなこと言ってんの なんて

 

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

君は指を突き立て

そんなこと言う俺は嫌いだよって

 

嫌だよって きっと

幼いままなら言えたんだろうな

歳をとって しまった

それで 僕はこう答えた

俺だってお前のこと 嫌いだよって

 

嫌な感じでお前は

瞳も逸らさずにくつくつと笑った

歳をとって しまった

お互いに乾杯でもしてみようか

 

 

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

お願いをしました

普通で

普通でいたいんだ なんて

通り雨

雨の匂いがして

君を思い出して

 

永遠

簡単に

信じられるなんて

 

どうか

していたんだ

積み重ねたものも ないのに

 

雨の匂いがして

君を思い出して

 

どこへだって いけるなんて

そんなことも

簡単に

信じてしまったよ

 

永遠

この身体が

朽ち果てた その先にだって

 

心が

どこかに ただ

残って いつまでも

 

雨の匂いがして

君を思い出して

 

その匂いは きっと誰かの

後悔みたいな色をしていて

 

そんなことを 思わなきゃ

やってらんねぇって

俺は感じていて いつか上がる

上がってしまうその雨に

こんなことを 歌ってみて

やってらんねぇって

呟いて

 

 

雨の匂いがして

君を思い出して

 

どこへも 行けなくって

立ち尽くしてるだけでも

 

雨の匂いなんて

感傷を掻き立てるだけ

上がってしまっても 俺の

寂しさは消えないのに

君をなぜだか 思い出して

 

遊泳

今日はもう 終わりなんて

明日はいやにべたついて

こんな気持ち いつからか

ずっと胸の奥にあるよ

 

ねえ 知ってる?

あの星には

今日でも明日でもない 時間が

毎日 あるんだってさ

 

瞬きすら忘れて 漂っていたいな

約束とか 目的とか

すぐ側で泳いでいるけど

眠くなって 体重は預けて

あの時間は飛ばしてしまって

いつの日にか ふと

目を覚ましていれば 良かったなんて

 

今日はもう 終わりなんて

明日はいやにべたついて

君がくれた キーホルダー

ずっと 忘れないで いたいな

 

ねえ 知ってる?

あの星では

体はこの星なんかより

ずうっと 軽いんだってさ

 

 

瞬きすら忘れて 漂っていたいな

約束とか 目的とか

全部全部 空に放って

眠くなって 体重は預けて

あの想いは飛ばしてしまって

いつの日にか ふと

目を瞑ってしまえば 良かったなんて

 

思って きっと 繰り返すよ

 

瞬きすら忘れて 漂っていたいな

約束とか 目的とか

すぐ側で泳いでいるなら

眠くなっても 手を伸ばしてみるんだ

あの星を掴み取るように

瞬きすら忘れて 漂っていたいな

捧げる

僕は君と 泣いていたい

本当は深い その 心を

満たしきって流れるものに

溺れてしまいたいな

 

嬉しかったよ

偶然とか 気まぐれで

片付けられてもいい

僕を示した指先にそっと

世界で一番綺麗な

キスをしようと思う

 

嬉しかったよ

伝わってたらそれだけじゃ

片付けられやしない

僕はこれからずっと

何度も見てきた夢を 辿って

 

僕は君と 泣いていたい

本当は深い その 心を

満たしきって流れるものに

溺れてしまいたいな

 

僕は君と 泣いていたい

悲しみなんかじゃないもので

それは出来ているんだよって

伝えてしまいたいな

 

嬉しかったよ

遥か未来 振り返って

片付けられやしない

僕はそのときまで ずっと

何度も見てきた夢を 辿るんだ

 

僕は君と 泣いていたい

本当は深い その 心を

満たせるだろうか なんて

迷いもしてしまうよな だけど

 

僕は君と 泣いていたい

二人にまつわる 全てを

抱きしめたとき きっと流れる

悲しみなんかじゃないものに

二人で溺れてしまいたいな

 

忘れてしまいたいことも

沢山あることがとても苦しい

それでも僕は君と

これからずっと 泣いていたい

 

 

僕は君と 泣いていたい

本当は深い その 心を

満たしきって流れるものに

溺れてしまいたいな ずっと

向日葵を見つめて

君が照れくさそうに

人生の 道を決めたって

言うからさ

そりゃ 羨ましくもなるよ

常識とか 当たり前とか

そういうことから

離れていたかったのにな

 

痛いくらいに分かってるよ

外れた生き方がしたいなんて

結局 レールの形を良く知っているから

そんなことを思うんだ

世の中だと

憧れって呼ぶんだってさ

 

君が照れくさそうに

人生が 終わっちゃったって

言うからさ

そりゃ 慰めたくもなるよ

常識とか 当たり前とか

そういうことから

離れていたかったのにな

 

痛いくらいに分かってるよ

外れた生き方がしたいなんて

結局 レールの先には誰かがいるから

そんなことを思うんだ

世の中だと

憧れって呼ぶんだってさ

 

俺の当たり前からしたら

外れているんだ 誰だって

 

 

痛いくらいに分かってるよ

外れた生き方がしたいなんて

結局 レールの形を良く知っているから

 

痛いくらいに思ってるよ

外れた生き方がしたいなんて

結局 言い訳でしか ないってことも

 

痛いくらいに分かってるよ

外れた生き方がしたいなんて

結局 レールの形を良く知っているから

そんなことを思って

世の中みたいに

憧れてるよって 認めたんだ

 

金木犀

投げ捨てたい

不意にそんなときがある

待ち続け

そうして 足は 動こうともしなくて

流れてく

時はいつだって

この身を透かして

季節を乱暴に見せつけて

 

比べられたくない

そんなこと信じていても

輝く誰かの足跡

歩幅はまばらで でも 広がって

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

なんでもない景色がただそこにあって

 

投げ捨てた

不意にいらなくなったんだ

待ち続けて

そうして いつの間にか 老いて

流れてく

時はいつだって

この身を透かして

季節を乱暴に見せつけて

 

比べられたくない

気付きたくなかったんだ

輝く誰かみたいに

歩幅を広げたい でも 出来なくて

 

投げ捨てた

不意にいらなくなったんだ

投げ捨てたい

歩幅なんて もう どうでもいい

 

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

何でもない景色が広がってても

振り向いたとき

何かがあるんだって 信じるのは

ただ 自分だけ なんだよ

 

振り向いたとき

何もなかったとしたって

綺麗でも

何でもない景色がただそこにあって

それでも

歩こうとしなくちゃいけない

そんなことを

責任なんて思わなくて いいんだよ

 

それでいい

それでいい

 

何かがあるんだって 信じるのは 進むのは

ただ 自分だけ なんだよ

Gracias

狭苦しい

息が止まる

明日が真っ暗に見えてくる

 

真実がどうとか喚いてる

その目つきを切り取って

ライター 今すぐ持っていくから

 

そして 放っておく

いつかは 灰になって

色も失くして

そもそも 最期は皆そうなるのに

 

平らに横たわりたいよね でも

頷くわけないよな 知ってるよ

 

世界中を見渡せるなら

それで 弁も立って器用なら

俺は王様にでもなって

優しい世界を作ってやるんだ

世界中を見渡したとき

これで 誰にだって痛みのない

そんな 世界にしてしまって

生まれてきて良かったなんて

思ってみたいし

思ってもらいたいんだ

 

それでも 放り捨てられて

いつか 忘れ去られて

色をようやく

思い出して しまって

 

 

世界中を見渡せるなら

それで 憎しみの理由から

何もかもを見通せるなら

優しいあなたを見つけてやるんだ

世界中を見渡したとき

これが 誰にだって痛みのある

そんな世界なんだなって

生まれてきて良かったなんて

思えるわけがないけど

生き続けていたいよ

夢すら捨てられてしまっても

生き続けていたいよ