なんとなく 思い出すよ
ぬるい夜風が 僕らの
からかうように髪を撫でて
そんな日を 思い出すよ
なんとなく 僕は死んでいて
経験していくことなんて
なんもないって
花開くあとにやってくるものが
びりびりと胸を揺らすとき
枯れて しまった愛とか
気づけなかった自分のこと
全て終わって 静まり返る
街はただ僕を受け入れて
そんな 後の祭りに
気づいてしまった君のこと
全て終わって 振り返ったら
いやに綺麗に切り取られている
そんな思い出は 捨ててしまおう
なんとなく 思い出すよ
ぬるいコーヒー 飲み干して
からかうように手が伸びてきて
そんな日を 思い出すよ
最中 これが永遠ならって
つまらないこととか
忘れたいこととか 置き去って
光だって置き去って お願い
それでも知ってしまってる
胸を揺らしてくれるものは
光よりも遅くやってくるから いつだって
枯れて しまった愛とか
気づけなかった君のことに
全て終わってから求める
馬鹿みたいだとかそんな思って
そんな 後の祭りに
気づいてしまった 自分のこと
全て終わって 振り返ったら
全部綺麗に切り落とそう
こんな思いなら 咲かせなければよかった
ずっと静かなままで 良かったんだ