海に浮かぶように
生命を感じ続ける ただそれだけの
存在になってみたい
言葉にすれば何もかも安くなっちゃって
口にしようとしても 何も 出てこない
それでも言葉は ただ 僕達を
繋ごうとそこに在る だけ
ねえ、真夜中に出かけたいな
この街が眠るときに
全部鼻で笑って
馬鹿みたいに踊っていたいよ
ねえ、真夜中に出かけたいな
誰も知らない君の秘密を
全部受け止められるよ
あの暗闇の中なら きっと
海に浮かぶように
ずっと一人なんだ ただそれだけさ
君を呼ぶ 声は届かない
言葉にすれば何もかも安くなるけれど
口は喋るためにも触れるためにもある
それでも言葉がそこになければ
ただ獣になってしまう だけ
ねえ、真夜中に出かけたいな
いつも君が寝るときは
どんな夢を見てるの
馬鹿みたいなんて思ってないよ
ねえ、真夜中に出かけたいな
誰も知らない君の秘密は
僕だって知る必要なんてない
この暗闇に溶けたなら ずっと
しんと静かな通りは
簡単に世界から僕らを
切り取ってくれるから
ねえ、真夜中に出かけたいな
この街が眠るときに
全部鼻で笑って
馬鹿みたいに踊っていたいよ
ねえ、真夜中に出かけたいな
誰も知らない君の秘密が
暗闇を鮮やかに染める
誰かの夢を君が染める
そんな真夜中に 出かけたいな