cimon shoe nuts

作詞おきば

星の海

なんてことのない その日は

いつも通りに息をしていて

歴史なんて知らない顔をして

街はいつも通りに揺れている

 

幼い記憶を辿って

初めてがいくつも あったっけ

歴史なんて大したこともない

僕はいつも通りに家を出て

 

2時間弱 落ちつかない 人の 海の中

なんか テープみたいな

巻き戻していくように

そんな ゲームみたいな

世界だったら良かったかも

しれないな

 

でも遊んでるみたいに

真剣さに少しの冗談

リセットしようなんて 思わなかったんだ

時はきらきら流れていたから

 

でも遊んでるみたいに

過ごすなんて まるで嘘みたい

つき通して欲しいな 本当は嘘だとしたら

君はきらきらしていた それだけが

世界の正しさを 僕に 信じさせてくれた

 

なんてことのないその日は

いつも通りに息をしていても

歴史のせいにしたいくらいにさ

とてつもない速さで目が回る

 

幼い記憶がなかったら

ただ怠惰に過ごす 時間に

僕はきっと潰れてしまうんだ

たとえ掠れていく運命でも

 

2時間弱 ただそれだけの 時間 星の海

歴史がどこかに残るなら

いつか見渡せる日が来るのなら

間違ってなかったって

伝えてあげたいよ 僕に 或いは君に

 

 

そう遊んでるみたいに

真剣さに少しの冗談

貫いていて欲しいな 本当に 宝物だった

時はきらきら流れていたから

 

そう遊んでるみたいに

たまにはこういうのもいいな

なんてことのない日でも 本当は 大切で

時はきらきらしている

真っ暗に感じることもあるけれど

ただ きらきらと流れて いるから

プレゼント

愛しさ

ぬいぐるみの心臓

揺らした

君の仕草に

可笑しさ

こみあげる前に

濡らした

あの 光のなかには いるんだ 君が

 

伝わらない文脈

すっ飛ばしていいから

フェルトみたいに 柔らかい

えぐり取る それはただ

 

愛しさ

がらがらと音を

たててさ

君の仕草を

なぞった

こみあげてくる

優しさ

あの 光のようだった 揺れていて 綺麗だった

 

愛しさ

鉛筆がひっかく音 鼓膜に張り付く 想い出

確かプレゼントは 心臓のある ぬいぐるみ

 

 

愛しさ

それは見えない

優しさ

あの指が詰め込む

可笑しさ

こみあげる前に

濡らした 頬 思い出すよ

愛しさ 歌って 愛しさ 歌って

そんなもの

羽ばたいている ようだ

細くなる目と 上ずる声に

まるでシアターの中にいる

特等席で見つめている

 

思うことなら そうだよ

細くなる手に 裾を掴まれ

まるでタイムマシン、だった

全ては溢れて輝きだしていた

 

ああ きっとサイコロか何かで

神様 遊んでいるだけ

目の前にもしいたなら

あんたも酒とか飲むのって

声をかけたい 気安く

話したいことがあるから

 

なあどうして俺を選んだ

運命とか簡単に言うなよ

理由があるのなら ほら早く

頷かせてくれよ 神様

 

なあどうして 未来 隠すんだ

未熟とかそんなの知ってるよ

理由があったなら もうずっと

俯いて生きる ことも無いよな

 

そんなふうに誰かが

落としどころ とか 言っちゃって

笑っていなよ なんて

馬鹿みたいだそんなの

 

 

なあどうして俺を選んだ

運命とか簡単に言うけど

理由がないのなら もういっそ

後追ってもいいかい 神様

 

なあどうして 未来 隠すんだ

未熟でも 前は向いていたい

理由はないけれど もうずっと

俯いて生きてる つかれたよ

 

なあどうして俺を選んだ

運命とか簡単に言うなよ

理由がないのなら もうずっと

叫ぶこともないけど神様

 

なあどうして 未来 隠すんだ

未熟でも 前を 向かせてた

そんな指先が 記憶にあるんだ

だから

 

神様なんて

dyslexia

何もなかった いつか

世界と手を繋いで過ごした日々は

全部まっさらになって

思い出ってこんな簡単に

 

崩れてしまうんだなあ

世界に好かれよう そんなこと

思ってるわけないだろう

だからこんなことに なる訳

 

夜に意識はなくなって

そんなこと何度もやって

なんとなく 続けられるような気がしてる

 

だってそこにあったから

何も無い そこにあるから

好きだったものも

嫌いになりたかったことも

 

だってそこにあったから

何も無い そこにあるから

言葉には出来なくて

ただ伝えるよ ひたすらに叫んで

 

いいよ 別に どうでも

好きにしたら? そんな言葉で

何か変わることもあるのかな

この 瞳の 先が

 

でも そこにあったから

何も無い そこにあるから

好きだったものも

嫌いになりたかったことも

 

だって そこにあったから

何も無い そこにあるから

好きになれなかったこと

嫌いでいてしまったこと

 

 

だって そこにはあるから

何も無い そこにはあるから

忘れられなくて

あんな日が来たら本当に

全部まっさらになって

思い出ってそんな簡単に

消えてしまうものかな

いいよ 別に どうでも

言葉には出来ないから

消えて見せてよ

君の輪郭をそっと

なぞるように手を伸ばして

それは彼の娼婦だった

そんな気もする

 

瞳を閉じて 踏み込んでくる

そんなふうに浮かぶなら 許してほしい

目の前にやってくる それなら

しかってほしい

 

落ち込んだ時間と同じだけ

手を繋いでぐうと立ち止まる

そんなふうにいちゃいけないなら

今すぐ消えるよ それか

消えて見せてよ

 

死ぬとか生きるとかそんなことより

初めから無かったことになれたら

それでも世界は抱くのかな

 

君の性格はやっと

なぞれないこともなくなった

それは彼が利口だった

そんな気もする

 

落ち込んだ時間と同じだけ

手を繋いでアハハと笑える

そんなふうにいれそうもないよな

今すぐ消えるよ それか

消して見せてよ

 

瞳に吸い込まれてる

そんなふうに最後なら 悪くないよな

目の前に現れて そして

しかってあげたい

 

落ち込んだ時間と同じだけ

手を繋いでぐうと立ち止まる

そんなふうにいちゃいけないなら

今すぐ消えるよ それか

消えて見せてよ

 

 

そんなふうにはどう足掻いても

手をほどいてぎゅうと抱きしめて

落ち込んだように 見えたなら

今すぐおいでよ それか

一番に会いに行くよ

消せないで いるからさ

一番に会いに行くよ

溺れる

海に浮かぶように

生命を感じ続ける ただそれだけの

存在になってみたい

 

言葉にすれば何もかも安くなっちゃって

口にしようとしても 何も 出てこない

それでも言葉は ただ 僕達を

繋ごうとそこに在る だけ

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

この街が眠るときに

全部鼻で笑って

馬鹿みたいに踊っていたいよ

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

誰も知らない君の秘密を

全部受け止められるよ

あの暗闇の中なら きっと

 

海に浮かぶように

ずっと一人なんだ ただそれだけさ

君を呼ぶ 声は届かない

 

言葉にすれば何もかも安くなるけれど

口は喋るためにも触れるためにもある

それでも言葉がそこになければ

ただ獣になってしまう だけ

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

いつも君が寝るときは

どんな夢を見てるの

馬鹿みたいなんて思ってないよ

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

誰も知らない君の秘密は

僕だって知る必要なんてない

この暗闇に溶けたなら ずっと

 

しんと静かな通りは

簡単に世界から僕らを

切り取ってくれるから

 

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

この街が眠るときに

全部鼻で笑って

馬鹿みたいに踊っていたいよ

 

ねえ、真夜中に出かけたいな

誰も知らない君の秘密が

暗闇を鮮やかに染める

誰かの夢を君が染める

 

そんな真夜中に 出かけたいな

わがまま

一から十まで

伝えなくちゃいけない

面倒だな

怠惰に溺れていたい

 

一から十まで

君は僕をしらない

面倒だな

伝えなくちゃいけないのかな

 

すべて知ってしまったら

もうつまんねえよ 僕はずっと

そう伝えようとしていた

 

本当は知っている

今 ふさぎ込み何をしてるかも

本当は知っている

今 流れ星に何を祈るかも

本当は知っている

今 君に伝えることを

本当はしらない何も

そう 何もしらなかった

 

一から十まで

知らなくちゃいけない

面倒だな

必要ないと 思うんだ

 

すべて知ってしまったら

もうつまんねえよ 僕はずっと

そう思い込むことにしていた

 

 

本当は知っている

君の全てを僕は知りたいと

本当は知っている

君には僕を知られたくないと

本当は知っている

今君に伝えること でも

本当に言えない 何も

そう 何も言えなかった

 

本当は知っている

今ふさぎ込み何をしてるかも 

本当は知っている

君の全てを僕は知りたいと