愛しさ
ぬいぐるみの心臓
揺らした
君の仕草に
可笑しさ
こみあげる前に
濡らした
あの 光のなかには いるんだ 君が
伝わらない文脈
すっ飛ばしていいから
フェルトみたいに 柔らかい
えぐり取る それはただ
愛しさ
がらがらと音を
たててさ
君の仕草を
なぞった
こみあげてくる
優しさ
あの 光のようだった 揺れていて 綺麗だった
愛しさ
鉛筆がひっかく音 鼓膜に張り付く 想い出
確かプレゼントは 心臓のある ぬいぐるみ
愛しさ
それは見えない
優しさ
あの指が詰め込む
可笑しさ
こみあげる前に
濡らした 頬 思い出すよ
愛しさ 歌って 愛しさ 歌って