cimon shoe nuts

作詞おきば

嘘とほんとうのアンサンブル

人差し指で
ふくれた頬に触れる
困っていないのに
困った目をして 僕を見る
愛していないのに
愛しているという僕のように
僕を愛しているのに
きらいだとわめく君がいた 夏

 


びいどろが乱す光
流れ出すさまはアルペジオ
心臓が揺らすこころ
規則正しいようなバッキング

 


人差し指だけで
扇情的になれる
感じてもいないのに
感じたふりをして 僕を見る
愛していないのに
愛しているという僕のように
僕を愛しているのに
きらいだとわめく君がいた 夏

 


騒がしいな
外の音よりも
僕の心よりも
君の なんだろう


騒がしいな
悪くないんだ
なんて呼ぶんだろうね

 


人差し指で
ふくれた頬に触れる
困っていないのに
困った目をして 僕を見る
悲しくなんかないのに
今泣いてしまった僕の側に
君が来たときに鳴り響く
小難しい言葉はいらなかった 冬

綺麗事

なんか世界はもう駄目らしくってさ
みんな見てみぬふりをしているらしいんだ
俺は世界のことは知らなくて
だけど他人事とも思っていない

 

そういえば少しだけ知ってることがあるんだ
君はたぶん、おそらく、きっと世界に怯えてる
俺は世界のことは知らないよ
だから駄目だったって それも分かってる

 


誰かに聞いたところで
その眼が見て頭が考えた
世界しか教えてくれないって
それすらも分かっているから

 


俺の世界はこんなふうに
ぐっちゃぐちゃでも回っているって
伝えなくちゃいけない気がして

 

誰も聞きやしないって
ぐっちゃぐちゃに踏み潰されて
それでも 君は 聞いてんだろう?

 


なんか世界が綺麗なんだって?
みんなそう思おうとしているらしいんだ
俺は綺麗なものが大好きで
だから信じてみたんだ 

 

そういえば少しだけ傷付くことがあったんだ
俺はなんか、どうやら、ずっと笑われていた
俺は綺麗なものが大好きで
だけど嘘だったらしいんだ

 


誰かが笑ったところで
その眼が刺して口が震えて
そんな顔を見てたらさ
なんだか可笑しく思えてきて

 


俺の世界はこんなふうに
ぐっちゃぐちゃでも回っているって
伝えなくちゃいけない気がして

 

誰かが俺を指差して
でたらめだ 間違ってるんだって
それでも 俺は 真っ直ぐなんだよ

 


君にもう一度会ったら
愛してるとは 言えないな
君がもう一度笑ったら
でも、なんか悪くないなって

 


俺の世界はこんなふうに
ぐっちゃぐちゃでも回っているって
伝えなくちゃいけない気がして

誰かが俺を指差して
でたらめだ 間違ってるんだって
それでも 君が 聞いてるから
だからこそ俺は 真っ直ぐなんだよ

FLY TO THE NIGHT

明日なんていらないんだ
このまま 沈み込んでたい
僕には この夜が
輝く 深い 空にみえるよ

 

昨日だって 腐ってたさ
それでも いいんだって そう
誰かが 言っていた
白く 眩い 綺麗な顔で

 


飛び込んで そう 離さないで
君にだけ教えてあげるよ
今日だけは そう 朝はこないぜ
僕だけのFLY , TO THE NIGHT
HOLD ME TIGHT 君と

 


今さえも いらないんだ
そのままどこかへ落として
僕には そのキスが
遠く うごめく ものに感じて

 

過去だって 分かってるんだ
それでも いいんだって そう
見つめて 囁いた
赤く 儚い 汚い顔で

 


飛び込んで そう 離さないで
君にだけ伝えてあるのに
これからはもう 朝はこないぜ
僕だけのFLY , TO THE NIGHT
HOLD ME TIGHT きっと

 


夢から覚めたら
もう 僕は一人で
隣で笑ってた 君の目は
甘く 冷たい あの眼差しだったな

 


飛び込んだら 抜け出せなくて
僕にだけ 教えてくれたよ
明日からはそう ひとりぼっちだ

 


飛び込んで そう 離さないで
君だけの世界が待ってる
それからはもう知りやしないぜ
君はもうFLY , TO THE NIGHT
CRY TONIGHT 朝まで

月は綺麗だった

浜辺に立った君が

つまらなさそうに砂をすくう

海は冷たくて死ねそうだね なんて

やっと微笑む

 

僕はしゃがみこんで

つまらなさそうな君を見てる

心が渇いたそんなときには なんて

やっと微笑む

 

 

このままで良いとは思わない

だけど変わろうとも思わない

静かに時は波打つ

津波のように夢は覚める

 

 

「恥ずかしいから 服を着て

朝の光が照らす前に」

美しいから 君の目は

閉じないでいて ほしい

 

 

人混みの中で君は

踊るように 僕を誘う

みんな冷たくて死んでるみたい

だって私と同じだと

 

僕はしゃがみこんで

いつの間にかしてきた全てを

理解したそんなときに なんて

ありえないのに

 

 

このままで良いとは思えない

だけど変わろうとも思えない

静かに人は消えていく

夜の闇が僕らを 包む

 

 

「恥ずかしいから 服を着て

朝の光が照らす前に」

美しいから 君の目は

閉じないでいて ほしい

 

恥ずかしいから 忘れてほしい

朝の光が照らす前に

美しいから 君の心は

閉じないでいて ほしい

 

閉じないでいて ほしい

泥と水溜まり

綺麗でいたいから せめて

汚いことは分かってるから

綺麗でいたいから せめて

一枚ぐらいは好きに させて

 

 

柄にもなく

桜の色だとか

波打つ海の音にとか

見上げはしないけど 太陽が

生まれる瞬間とかに

惹かれるのさ

 

 

認めてもらいたい だから

どうでもいいとは思ってるけど

認めてもらいたい だから

一枚ぐらいは好きに聴いてよ

 

 

柄にもなく

みんなで笑うとか

記念写真を撮ったり とか

ありえはしないけど この僕が

その中にいることとかに

惹かれるのさ

 

柄にもなく

ひとりでいたいとか

誰にも邪魔はさせない とか

いつもそうなんだけど たまには

何かを愛してみたりとか

したいのさ

ボーイミーツワールド

おどけた仕草があふれて

彼は世界と友達だった

その手はなんにも出来ない、ただ

すてきなフレーズの指揮がとれる

 

 

コーラは缶がいい

欲を言えば 瓶が最高

駄菓子の当たりがどっさり

ただ ストリート・ボーイ

 

 

怖がってる何かを知ること

喜んでる何かわかること

好きも嫌いもきっとあの子にとっては

ポジティブ・イメージ

意味なんていらないぜ

 

 

ふざけたルールを覚えて

彼は世界を売り飛ばした

その目はなんでも見えてる、ただ

すてきなあの子の顔だけ見えない

 

 

再会は夢でいい

欲を言えば また、戻って

あのシュレディンガー開いて

見た ステディ・ボーイ

 

 

怖がってる自分の姿

喜んでるあの子の姿

正しいも間違いもきっと僕にとっては

ネガティブ・イメージ

何にも意味ないぜ

 

 

やっと気づいた

 

 

怖がってる自分の姿

喜んでるあの子の姿

好きも嫌いもきっと僕にとっては

ネガティブ・イメージ だったよ

怖がってる後ろ向いたこと

喜んでる前を向けたこと

正しいも間違いもきっと俺にとっては

ポジティブ・イメージ

何だか 信じられるんだ

Steve

その孤独に 寄り添うんだろ 決めたんだろ

冬に迷い込む甲虫 鳴り終わらない秋の油蝉 二度と春に戻れぬ蝶々の ように

或いはそれは ただ 美しいんだって 或いはそれが まだ 分からなくとも 本当にそんな 奇跡のような ものになれるなら いとわずとも 良い

その孤独に 寄り添うんだろ 決めたんだろ

今更を知る大学の 幼さを忘れない中学よ 最早成人式 小学校 嗚呼

或いはそれは ただ美しいんだって 或いはそれが まだ 分からなくとも いつかは君はすべてを知る "それまで"に触れてみたいと 思うよ

或いはそれは ただ美しいんだって 或いはそれに ただ 見惚れていて その孤独に寄り添うんだよ 決めたんだよ

或いはそれは ただ美しいんだって 或いはそれが まだ分からなくとも いつかは僕は全てを知る "それから"が楽しみだよ 本当さ 本当さ