cimon shoe nuts

作詞おきば

嘘とほんとうのアンサンブル

人差し指で
ふくれた頬に触れる
困っていないのに
困った目をして 僕を見る
愛していないのに
愛しているという僕のように
僕を愛しているのに
きらいだとわめく君がいた 夏

 


びいどろが乱す光
流れ出すさまはアルペジオ
心臓が揺らすこころ
規則正しいようなバッキング

 


人差し指だけで
扇情的になれる
感じてもいないのに
感じたふりをして 僕を見る
愛していないのに
愛しているという僕のように
僕を愛しているのに
きらいだとわめく君がいた 夏

 


騒がしいな
外の音よりも
僕の心よりも
君の なんだろう


騒がしいな
悪くないんだ
なんて呼ぶんだろうね

 


人差し指で
ふくれた頬に触れる
困っていないのに
困った目をして 僕を見る
悲しくなんかないのに
今泣いてしまった僕の側に
君が来たときに鳴り響く
小難しい言葉はいらなかった 冬