いつか 崩れてしまう前に
手を差し伸べられるような
そんな キャラクターにでも
なりたかったよ
現実は冷たくて
暑苦しいのが嫌な僕に
似合っているような 気もする
きらきらした主題歌みたいに
彩られながら歩み始める
誰かが羨望の眼差しで
画面越しにただ 見つめている
きらきらした瞳の奥に
彩りを与えられるような
そんなものにはなれなかった
ただ狭く 暗い部屋の中で
無限に暇を 噛み続けている
ちょっとだけ
生きにくいかな
そんなところ 選んだ覚えもないのに
いつか崩れてしまう前に
手がすっと伸びてくるんだ
そんな 夢物語の
なかにいるんだよ
ちょっとだけ
生きにくいかな
そんな心 捧げたくもないのに
きらきらした主題歌みたいに
彩られながら始まり告げる
誰かが憎しみをぶつけて
画面はそれでもただ眩しくて
きらきらした瞳の奥に
彩りを与えられるような
そんなものにはなれなかった
ただ狭く 暗い部屋の中で
無限に暇を 噛み続けている
いつ終わるのかな