cimon shoe nuts

作詞おきば

彩色

ぼくはね

芸術とかが世界を救うなんて

微塵も思っていないんだ

誰かのためではない

そんなわがままに色は感じない

 

きみはきみで

人間に生まれてきたって ことくらいしか

ぼくと同じ部分はないんだ 本当は

共感なんて嘘だ

嘘なんだろ そういってくれ

勝手に 揺らさないでくれ

 

ぼくはね

あの雨の日だけがぼくみたいだったって

ずっと思っていたんだ

涙みたいだとか

そんなわがままに 感じてしまって

 

きみはきみで

「人間に生まれてきてしまった」って

ぼくに瞳すら向けずに 本当の

思いを嘘だって

「嘘なんだよ ばかじゃないの?」

そんなことを吐き捨てて

 

そんな風景に 繋ぎ止められ

交わることのない 想いにただ

色をつけてみたくなっても

別におかしくもないだろう

分かる気がするよ その色の理由が

 

ぼくはね

芸術とかが世界を救うなんて

微塵も思っていなかったんだ

何のためにとか

そんなものがなくたって

 

 

きみはきみで

人間に生まれてきたって ことくらいしか

ぼくと同じ部分はないんだ 本当は

共感なんて嘘だ

嘘だろうけど それでも

輝いているように見えて

 

きみはきみで

「人間に生まれてきてしまった」なんて

ぼくと瞳をただ合わせて 本当に

綺麗にまぶたを閉じる

芸術的だと思ってしまったのに

救われてしまうんだ きっとこれから