あのくだらない意地にも理由が
まとわりついているとばかり
そしてそれは計り知れないほど
崇高なものだとばかり
思っていた
思っていたんだ
少しずつ 欠けていく
振り向く こともない
少しだけ 気づいてる
少しずつ俺が俺じゃなくなっていること
このくだらない生き方の理由を
手探りほどいていくために
そしてそれには意味もないことに
ただ蝕まれた心は
気づいていた
気づいてしまったんだ
普通じゃいられないのなら
そもそも普通をしらないのなら
それでも自分を 信じたい
信じたかった でも それだけで
普通に生きていけていたのに
もう信じたいとも思えないなら
こんな 歌に乗っかる ものも
吹けば飛ぶような言葉でしか なくなる
誰かに聞いてもらいたくもない
それは言い訳だったなんて
それすらも良く分からない
聞いてよ いや聞かないでもいいよ
それが描けない理由さ
誰かの記憶のなかだけの存在に なりたい
普通じゃもうとっくにないとして
どこかで普通だとも思ってる
そんな自分を 殺したい
消え去りたかった けど そんなこと
普通に生きていけていたのに
もう信じたいものも無くなった
そんな 歌に乗っかる 言葉
吹かれていたずらに舞っている
誰かに聞いてもらいたくもない
そんなことを本気で思うよ
それすらも嘘なんじゃないかって
聞いてよ 問いただしてよ
これは欠けない理由さ
誰もこの記憶を知る ことは無い