手を繋いで
くたばる誰かを見た
残酷だ 僕は呟いた
そうかしら 君は振り向いて
予感がした
カラスが鳴いていたんだ
残酷だ 僕は呟いた
そうかしら 君は振り向いて
飛び込む僕の全てが
撒き散らした泡の反射に
君はどこにも映っていなかった
目は覚めやしなかった
飛び込む君の中へと
撒き散らした泡の反射に
僕がどこかに映っているようにと
目を閉じることは 出来なかった
手を繋いで
くたばる誰かを見た
予感がした
カラスは電線に佇む
飛び込む君の中へと
撒き散らした泡の反射に
僕が映っていた瞬間があるなら
夢はきっと覚めるよ
飛び込む僕の全てが
撒き散らした泡の反射に
君がどこかに映っているようにと
夢は覚めることはなかったんだ
その瞬間だけは