cimon shoe nuts

作詞おきば

女々しかった

どうにか生きてるよ 今も

あんまり 大したことじゃないと思う

いつか君が 小学生みたいに

彫刻刀でも使って

俺の皮膚に 中学生みたいに

"marry me" とか 刻みつけて

血だらけのまま 将来の話でもする

 

今はね そのくらい

辻褄の合わないコミュニケーションを

嘘なんてどうでも良くなるでしょ

本当もどうだっていいよ どうだって

 

真実が汚くても良い

完全になんかなりたくないから

諦めた先に広がる景色が

何度も 仕方なく 汚く

生かしてきたでしょ

 

印をつけて 欲しいものを全て

知っているような素振りで

あなたはわたしのものだ

なんて言いたがっているくせに

別にって そっぽを向いた

耳が髪の毛を避けて

赤く染まっているように この目に飛び込む

言葉はいらなくて 仕草は雄弁で

受け止めてしまう俺はただ 女々しかった

ought

酔いも甘いもなんて 綺麗な言葉

そうだよ どう頑張ったって

糞みたいなことだらけでさ

知りたくもない気持ちを

誰もが持っているから

言葉くらい 綺麗にしなくちゃいけないわけ

知るかよ

 

本当は頭がいかれて

嘔吐は無限に続いて

どれだけ吐瀉に 虹を 映すか

認めさせることが 出来るか

それだけなんだ 本当に

 

酔いも甘いもなんて 便利な言葉

そうだよ どう頑張ったって

自分に嘘をつきたくないんだ

知りたくもない気持ちに

向き合ってかなきゃいけない

言葉くらい 綺麗にさせてほしい

 

本当に美しいものは

その全てが心を揺らしてしまって

目を背けたくなるよ

もちろん 耳も塞ぎたくなる

だって俺の価値観なんだ

誰とも わかりあえないかもしれない

 

この瞼をこじあけてくる

耳から脳味噌に 何よりも丁寧に 残酷に

言葉なんて忘れちまえって

本当はなんの意味もないんだって

やるせなくなる どうしようもなく どうしようもなく

Three in the black

嫌だなと思いながら

下手くそになった 趣味に耽る

何でも思い通りだった

瞬間がいつまでも足を引っ張る

 

ああまた ワンビット

ほらまた 指が引っかかった

あれ 今のは悪くない

その一瞬だけで 生きていたい

 

つまんないことばっかなんて

つまんなくなった俺が思って

たまにはしゃいでみたりしても

朝にどうしようもなく空しくなる

 

つまんないことばっかなんて

つまんなくなった俺が思って

ひとつ ふたつ たくさん捨ててきた

捨てられないものはいくつ 残った

 

嫌だなと思いながら

下手くそになった 趣味に耽る

嫌なくせになぜかやっていたい

ああ 趣味って血液なんだ

 

たまんないことばっかなんて

つまんなくなった俺は感じた

たまに上手く行く それくらいで

朝に少し 満たされる 嬉しい

 

つまんないことばっかなんて

つまんなくなった俺が思って

ひとつ ふたつ みっつ入った

捨てられなくなっちゃったな あーあ

昼下り

寝息が静かなリズムになる

月曜日 祝日だけどね

何もしなくても いいんだって

夕暮れってこんな 早かったっけ

 

規則正しく出来ていても

どこかで 綻ぶものだって

何もしなくても いいんだって

気づいたなら時間に意味なんて

 

砂時計をひっくり返して

こぼれ落ちきってしまう その前に

正しさを覚えなくちゃね

前ならえ カウント 1, 2, 3

 

どうでもよくなんかないって

本当を全部じゃなくていいよ

少しだけでいいから教えて

生まれた意味とか 手を繋ぐ 理由とか

 

寝息が静かなリズムになる

意識なんて ないっていうのに

何もしなくてもいいんだって

夕暮れってこんな 綺麗だっけ

 

どうでもよくなんかないって

本当を全部じゃなくていいよ

少しだけでいいから教えて

生まれた意味とか 出会えた意味とか

どうでもよくなんかないって

本当は全部知ってるもんね

少しだけでいいから忘れて

生まれた意味とか 手を繋ぐ 理由とか

 

 

melody maker

いつも思うようになっちまったよ

くたばりきるまでは

朝はもう来ているって 景色が教えてくれても

夜の続きに 魅入られない人なんている?

 

意識を失うときに一日が終わるのなら

明日をいつまでも嫌っているのなら

そんな強がりが 自分を確かにさせたりする

馬鹿げてるんだけどさ

 

一週間があり 一ヶ月が廻る

もう半年だってさ 一年を祝おう

休みに溺れる必要を感じたなら

やっぱりおかしいんだって そんなの

 

You are, melody maker 理屈なんて

知らないよね 想いだけ 飛ばしてるだけ

経験も 大事 そんなこと知ってる

どこか心に触れたい それだけなんだ

 

いつも思うようになっちまったよ

くたばりきるまでは

朝はもう来ないんだって 嘯いてみたい

夜の続きは 君が教えてくれるんでしょ?

 

You are, melody maker 理由なんて

要らないよね 想いだけ 飛ばしてるだけ

経験も 大事 そんなこといいから

どこか心に触れたい それだけなんだ

 

You are, melody maker 理屈なんて

知らないよね 想いだけ 飛ばしてるだけ

経験も 大事 そんなこと知ってる

どこか心に触れたい それだけなんだ

どうか心を揺らしたい それだけなんだ

1993

本当はすぐそばで 近くで

触れ合うものがきっとよく分かっているのに

ふとどこか 遠い場所で

想っている声に安らいだりして

 

君が教えてくれた物語の

続きはもう知りたくもない

からくりはどこにも無い

そんな言葉だけしか紡げない

 

そのままでいい だとか

ありのままで とか

都合よく受け止められるだけの言葉に

どれだけ救われて

どれだけ堕とされて

まばたきが随分長くなって

 

勝手に世界は回るよ

知ってたよ ついていかなくちゃなんて

思ってた時もあったんだ

 

遥か向こう岸は今

誰も待ってなんかないって

いつか教えてくれたことを

思い出させてくれようともしなくて

 

27歳で死ねばなにか分かるわけもない

まばたきをしながら 生きてかなくちゃいけない

そのままじゃ駄目なんだ

ありのままじゃ勿論

どうしたら良いか決めるのは世界なんだ

どれだけ救われて

どれだけ堕とされても

まばたきをしながら 生きてかなくちゃいけないんだ

abuse

優しさを形にしたなら

その丸いほっぺ みたいになるんだ

受け止めてきたんだってね

そいつは今 名前も知らない女に

良いようにされてるよ

半ばわかってもいるはず

間違っていたいんだよ きっと

 

聖者が世界を作ることなんて出来ない

そういうふうに出来てるから

許されないって 言ったほうが

君につたわりやすいかな とか

くだらないことを考えなくちゃいけない

 

気まぐれを撫でるように

じっと猫が 見つめている

どうしようもなく 君を駄目にしたあいつは

その猫を抱きかかえて眠るんだ

ふざけた世界だよ

 

優しさが形にならなきゃ

どうやらいけない らしいよ何でか

受け止められもしないくせに

そいつは今 名前も知らない女に

良いようにされてるよ

半ばわかってもいるはず

間違っていたいんだよ きっと

 

どうしようもなく 君を駄目にしたあいつは

あの猫の夢を見ていたんだ

君が流した涙とは 違う色の

涙を流せるらしいんだ

ふざけた世界だよ

 

気まぐれを撫でるように

そんなことを知ってしまった

ふざけた世界だよ

君が流した涙とは 違う色の

涙を流せるらしいんだ あいつは

ふざけた世界だよ